消防士に採用されるためには‥
「消防士になりたい!」
でもどうやったら消防士に採用されるのかわからないし、何からはじめて良いかもわからない。
消防士といっても、官僚など国のトップを目指すような消防庁(キャリア組?)に務めたいのか、地方自治体などいわゆる近所にある消防署で地域の安全に役立つ消防の仕事をしたいいのか、はたまた災害で活躍するレスキュー隊員になりたいのか、消防本部での事務をやりたいのかなど消防士といっても業種は様々です。
※ちなみに町にある消防団は、町や区などの地域で発足され普段は他の仕事についている人が、いざってときに応援に駆けつけるというもので、消防活動の大半は消防署が行います。
消防士に採用されたい人は、まず消防士の中でもどんな業種に就きたいのか決めておく必要があるでしょう。
また町の消防隊員のような消防士を目指す場合には他の一般的な業種と比べると危険と隣り合わせで一歩間違えば命を落とす危険もあります。 さらに基礎体力とともに相当なやる気や根性がないと消防士としてやっていくには厳しいと思いますので、消防士の採用を受ける前に、自分の体力や心構えなどを決めておくことが大事でしょう。
消防士になるための身体的条件
消防士という主に人を救助する仕事のため、身体的条件もあるようです。
消防士になるための身体的条件では、
男性は身長は160cm以上、体重50kg以上、握力が35kg以上。
女性は、身長155cm以上、体重45kg以上、握力30kg以上。
さらに、視力が左右ともに矯正視力ともに1.0以上、色覚が正常、職務遂行上身体に支障がないことなどがあるようです。
もしこちらの条件に該当しない場合には、消防士の採用試験を受けることができない場合が考えられます。受験する際には、市役所や採用担当者などに受験できるかどうか聞いておくと良いでしょう。
消防士の採用試験を受ける前の筆記&面接試験対策
消防士になるには、まずは消防士になるための採用試験を受ける必要があります。
採用試験の案内については、自分が受けたい地方自治体のホームページの職員の募集欄から募集人数や試験日などがアナウンスされていますのでそちらを確認しましょう。 ※東京都ですと東京消防庁のホームページになります。
また地方自治体によって、試験時期や場所、受験手続き、採用人数、提出書類、受験資格等が異なりますので間違えないようにしましょう。 ちなみに消防士の募集は学歴が基準になっており、T類(大学卒程度)、U類(短大卒程度)、 V類(高卒程度)、そのほかに法律や建築、化学などの専門知識がある人を対象にした専門系の 4つに分けられて行われています。
専門系の場合はたくさんあるので自分がどの分野を受けたいか確認しておきましょう。
※ちなみに消防士の採用試験を受けるに当たって、独学で試験に合格した人は2割程度のようです。 一般的には、試験のためにヒューマンアカデミ−やLEC東京リーガルマインドなどの筆記試験や面接試験などをサポートしてくれる専門学校や通信教育、講座などを受講し、計画的に消防士の採用試験に臨むようです。
消防士の採用試験を一人ではちょっと不安の方は専門学校や塾などを探してみると良いでしょう。
公務員の面接試験対策は>>公務員面接試験一発合格必勝マニュアル
消防士の採用試験の参考書
消防士に採用されるまで&採用後は‥
消防士に採用されるまでの流れを簡単に見てみましょう。
まずは、自治体で消防士の職員の募集があるかホームページで確認しましょう。
募集が確認できた場合には、募集資格を満たしているか自分の年齢、受験資格等を確認し、市役所やホームページなどで消防士の採用試験に必要な申し込み書を入手し、所定の日時までに受験手続きをしましょう。
受験手続を終えると、受験票をもらえるので、受験日に備え受験や面接に備えましょう。 採用試験では、第一次試験にて、教養試験(2時間)、適正試験(35分)、作文試験(1時間)のテストを受けます。
これに合格すると、2次試験で、面接試験と身体・体力検査や細かい書類の確認などを行います。 この2次試験に合格すると、消防士として活動するための、消防学校に入学することができます。
消防学校に入学すると消防活動に必要な国家資格を取得し、半年〜一年ほどで、消防学校を卒業すると各消防署に配属されます。 消防署に配属後、一定の実務経験を積みながら、さらに専門的な分野に希望を出すことで医学や化学、ヘリコプターの操縦など様々な業種にもチャレンジできるようです。
※試験問題については、各自治体によって微妙に異なる場合がありますので、採用試験を受けるまえに自治体のホームページにて確認しておきましょう。
- (2012/10/24)リンク集1を更新しました